美術館のHPアドレス
  http://www.shiga-kinbi.jp/

小倉遊亀さんは器がお好きで師匠である安田靫彦氏の影響もあり
古いもの、その中でも特に古九谷をお気に召しておられたようです。
生涯105才まで現役でおられた大津市出身の女流画家です。

 ギャラリ−ト−ク (火)〜(日) PM 13:00〜15:00
サポ−タ−による楽しい解説も行われていますので
是非とも散歩を兼ねての美術鑑賞はいかがですか?
滋賀県立近代美術館
常設展示 


【小倉遊亀さんについて】

大津市丸屋町出身で
湖南アルプスの麓にある田上地区が
父親の溝上巳之助氏の実家である。
戦時中に父親の実家へ疎開していた頃に
描かれた作品が『故郷の人たち』です。

また湖国三大祭りである大津祭
江戸時代始め鍛治屋町塩売治兵衛が
狸の面で踊った事から始まったとされている。
13基ある曳山鉾のひとつである
殺生石山 別名『玄翁山』の
見送り幕に使われているのが
名誉市民でもあり 文化勲章を受章された
小倉遊亀さんの富士山を描かれた
院展出品作である『霽れゆく(はれゆく)』を
題材に制作された見送り幕が見事です。
師匠である安田靫彦先生に言われた言葉で
『画家は5年に一度は
生まれ変らなければいけませんよ・・・。』
と、いう教えを生涯貫き
年代ごとに作風の変化していく様子は
初めて観た人たちに感動を与えてくれます。